離婚を前向きに考えたい

2019年8月10日2019年8月21日

仕事上、いろいろな老人と接している。私が担当している方で、がんのステージ４の８０代の女性がいて、先日その方が私に話してくれた。

若いころに結婚を言い寄られて二人断って、三人目で結婚したこと。３人目の方はイケメンだったが画家になりたいと言い出して家を出てしまい苦労したこと。結局離婚したが、私も悪かったのかもしれないと思ってること。やっぱり一人目の方と結婚すれば良かったと思うことなど。３０分くらいかけて話してくれた。

私が声を掛けないとやきもちを妬くかわいいおばあちゃんなのだが、話の流れで私が妻とうまくいっていないことを感じ取って話してくれたのか、それとも、あとどれくらい生きられるかわからない状態で昔のことを話したくなったのか・・・

小泉進次郎さんと滝川クリステルさんの結婚の話が報道されていたが、その中で小泉進次郎さんが父親の小泉純一郎さんに報告したら「～結婚は一度はした方がいい」と言っていたとのこと。

「・・・そうだな。一度は結婚できてよかったのかな・・・。離婚したとしても、子供に恵まれ幸せな時間を過ごせてよかったんだよな。自分も悪かったのかもな。」

こんな風に考えられて、少し気持ちが楽になったような気がした。

私は２０代でこの地に引っ越し、ここで知り合った女性と１年後に結婚。その後子供に恵まれ幸せに生きてきた。この地に来てから２２年、家族中心で友達を作ることをしてこなかったため、友達と呼べる人は一人もいない。

離婚して家族と離れたらホントにボッチになる。職場の人間関係は良好ではあるが、やはり友達とは違う。子供たちは、やはり母親につくし、私がいなくなっても大して影響はないかもしれない。もちろん親の離婚なんて完全にとばっちりでしかなく、子共に迷惑をかけることは間違いないが、私がいなくても十分明るく楽しい日常生活がこれまで通り継続していくのだろう。

離婚させられる私としては怒りの感情もあるが、怒りのままでは辛い。

離婚を前向きに考えて、気持ちを楽にしたい。