離婚して、給与の手取りはどう変わる?【完成】
えー、この記事は、離婚前に下書きしていた記事が未完成のままでしたので、少し落ち着いた今、書き加えて公開しました。なんとか完成しましたが、間違ってたらごめんなさい。<(_ _)>
現在の私の置かれている状況をおさらいしますと
- 持ち家には元妻と子ども(高校生と中学生)が住んでいる
- 大学生の子どもは既に成人して離れたところに一人で住んでいる
- 子どもたちは私の扶養から外れ元妻の扶養となる
- 持ち家の名義は私のままで住宅ローンの支払いも私のまま
- 住宅ローンの支払いを養育費代わりとしている
- 私はアパートを借りて一人で住んでいる
- 借りたアパートは職場から徒歩15分程度(自動車通勤しない)
この状況ですと、私の勤め先から出ている手当が少々変わります。
まず、
手当の金額が変わる
会社から支給されている手当ですが
- 家族手当:毎月10,000円 が 0円に減額
- 通勤手当:毎月 9,580円 が 0円に減額(通勤距離2km以上で支給)
- 住宅手当:毎月20,500円 が 15,000円に減額(賃貸の場合少ない)
- (寒冷地手当(9月か10月に支給):すぐにはわかりませんが、10万円くらい減額。賃貸独身の世帯主は支給額が少ない)
- 合 計 :毎月40,080円 が 15,000円に減額・・・約マイナス25,000円
- ですが、駐車場代5,400円を払わなくていいので、最終的には約マイナス20,000円
年間では、35万円くらいの給与減額になります!全然おひとりさまにやさしくない!まさに泣きっ面に蜂ですな!
ただ、ガソリン代が減るので、実際の家計ではもう少し差は縮まりそうです。
通勤距離が
往復15kmくらいありましたので、リッター13km、ガソリン1リットル130円とすると、1か月のガソリンは
15km×24日 ÷ 13km = 約28リットル
減ったガソリン代 = 28リットル × 130円 = 3,640円/月
となります。
1年だと約4万円くらいですね。
手当の影響だけでも相当なダメージですが、次は税金です。調べて書いていますが、もし間違えていたら指摘してください。
離婚後は年末調整に注意
扶養控除について
婚姻中の家族構成によって違うと思いますが、私の場合は私が子供たち3人を扶養していました。
離婚後子供たちは戸籍上妻の扶養親族となりますが、私の場合は住宅ローンを養育費として支払っているため、「生計を一にする子ども」として認められるらしいです。ネット上でもこの情報はありましたが、地域の税務署に確認したところ、一度は同居していないとダメと言われましたが、そのあと訂正のお電話がかかってきました。
よって、元妻とは3人のうち一人は、年末調整で私が扶養控除を受ける約束になっています。職場に確認したところ、養育費を支払っている証拠のような書類は必要ないそうですが、両親ともに扶養控除の申請をしてしまうと早い者勝ちだそうですので、間違わないように根回ししましょうネ。
- 年少扶養親族 :16歳未満 :控除額 0円(子供手当対象)
- 一般の控除対象扶養親族:16歳以上19歳未満: 38万円(住民税33万円)
- 特別扶養親族 :19歳以上23歳未満: 63万円(住民税45万円)
例えば、所得税率10%の方であれば、18歳の子ども一人あたり年間所得税が38,000円減額になります。住民税は10%なので33,000円の減額となり、合計で71,000円も税金が減るのですよ!
ちょっと収入のある方で所得税の税率20%であれば、72,000円+住民税33,000円で合計105,000円です!デカイ!
もし特別扶養親族であれば、171,000円です!
うちの場合、上記の3種類について去年からそれぞれ一人ずついるので、去年の年末調整では扶養控除だけで、所得税は101万円も控除されました。
今年は真ん中の子だけ私の扶養控除とする予定なので、控除額は38万円に減額です。
寡夫控除について(離婚者の特典)
〇寡夫控除とは:離婚または死別した男性の場合です。総所得金額38万円以下の生計を一つにする子供がいて、かつ合計所得の金額が500万円以下(給与収入が6,888,889円以下、※給与以外の所得がある場合は考慮してません)の時、所得税は27万円の控除、住民税は26万円控除。
合計所得が500万円超えちゃうと泣きですね~
ちなみに
〇寡婦控除:女性の場合。自分の所得に関係なく27万円の控除。500万円以下なら35万円の控除。・・・なんじゃそれ!?
合計所得とは、給与収入から給与所得控除を引いた額(※給与以外の所得は考慮してません)
つまり、
収入が600万円であれば
給与所得控除が、 600万円×0.2+54万円で174万円となり
600万円-174万円 = 426万円 が所得
660万円を超えると計算が変わり、例えば670万円ならば
給与所得控除が、670万円 ×0.1+120万円で187万円となり
670万円-187万円 = 483万円 が所得
27万円の控除の重さですが、
所得500万円以下なので、所得税の税率は10%でしょうか、10%だとしましょう、そうすると所得税と住民税で53,000円の減税になります。
下の表は、給与所得控除について国税庁のHPに載っていたもので、令和1年のものです。
となります。
また、
来年から給与所得控除が減るみたいですね!まじか~
所得税の計算
簡単に書いちゃうと
給与収入-給与所得控除-所得控除 = 課税所得金額
所得税額 = 課税所得金額 × 税率 - 控除額 - 税額控除額
だそうです。
先ほどから話に出ていた扶養控除や寡夫控除は、所得税の計算の素となる収入から差し引く分で、残った課税所得金額に対して税率がかかります。
今度は、税率をかけて出た税額そのものから差し引くのが、上の表の控除額と書かれている分と税額控除というもののようです。
これらは所得税そのものから直接差し引くのでデカイですね。
税額控除額は住宅ローンの控除とかみたいで、私に当てはまるものはありません。詳しくはググってください。
私の場合をまとめて書くと
私の去年の年末調整後では、
控除額の合計:約4,415,000円
課税所得金額 = 約2,400,000円
所得税 = 約140,000円
でした。子ども二人分の扶養控除がデカかったです!
さて、今年の年末調整の予想ですが
給与所得控除 :約1,850,000円 収入が減るので減額
生命保険料控除:約75,000円 たぶん変わらない
地震保険料控除:約12,000円 たぶん変わらない
社会保険料控除:約1,040,000円 収入が減るので減額
扶養控除 :380,000円
寡夫控除 :270,000円 唯一増える控除
基礎控除 :380,000円(一律)
課税所得金額 = 約2,500,000円 手当が減り給与収入が減るので、この金額はあんま変わらない
所得税 = 約250,000円 - 97,500円 = 約153,000円
となり、所得税が13,000円くらい増えるのではないかと予想しています。
次は、住民税です
今年は、約27万円課税されいてます。
住民税は
均等割額 + 所得割額
で計算されますが、
私の住んでいる地域では、都道府県民税が1500円、市町村民税が3500円となっているため、
均等割額 = 5000円
となります。
所得割額は所得税のように所得控除があり、残った課税所得金額に対し税率がかかります。
所得割額 = 課税所得金額 × 税率(10%) - 税額控除額
給与所得控除は給与の金額で細かく分かれていますが、私の場合たぶん
給与所得控除=収入金額 × 20% + 540,000円
各種控除をみていくと
給与所得控除 :約1,840,000円 収入が減るので減額
生命保険料控除:約61,000円 たぶん変わらない(計算細かい)
地震保険料控除:約6,000円 たぶん変わらない(所得税の場合の半分)
社会保険料控除:約1,040,000円 収入が減るので減額
扶養控除 :330,000円
寡夫控除 :260,000円
基礎控除 :330,000円(一律)
所得控除の合計 約3,537,000円
課税所得金額 = 約3,000,000円
となり
所得割額 = 約300,000円 となる予定です。
税額控除額は、私の場合はたぶん控除下限額の2,500円
結局、
住民税 = 所得割額 - 税額控除額 + 均等割額
なので結局
住民税 = 約300,000円
となり、今年より30,000円くらい増えるのではないかと予想しています。
所得税と合わせると、約45万円となるみたいです(´;ω;`)
来年の所得税と住民税は、今年より約33,000円の増税となり
手当分の減収も合わせると40万円くらい減りそうです。
結論 来年の手取り額は、今年より40万円くらい減りそうである(泣)
わかりにくい説明だったと思います。
最後までお付き合いしてくれた方、ありがとうございます。
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